3月のライオン
出版社:白泉社 掲載誌:ヤングアニマル ジャンル:将棋
原作:羽海野チカ 連載:
2007年 -
15歳で将棋のプロ棋士になった少年・桐山零(きりやま れい)は1年遅れで入学した高校で周囲に溶け込めず孤立し、将棋の対局においても昇級できなかった。自らの境遇を停滞していると感じていた零は、ある日先輩棋士に無理やり付き合わされたあげくに酔いつぶされ、倒れてこんでいたところをあかりに介抱されたことがきっかけで、橋向かいの三月町に住む川本家と出会い、夕食を共にするなど交流を持つようになる。
プロになるということは、止まらない列車に飛び乗るようなものだ
もう二度と降りる事はできない負けて転がり堕ちるまでは
キャラ:桐山零
彼女の為なら僕は何だってするつもりです
彼女が困っているなら何をしてでも助けたいっ
キャラ:桐山零
頑張ろう またいちから ひとつひとつ ひとつひとつ・・・
キャラ:桐山零
「強く」なればなるほど負けた時くやしくなります
――むしろかけた時間の分だけ負けるとくやしいので進めば進むほどくやしくなります
キャラ:桐山零
知らなかった
誰かに 自分のいる世界の事について興味を持ってもらえる事が こんなにも お腹のあたりがフワフワする程 嬉しい事だったなんて…
キャラ:桐山零
戦う理由が無いと言いながら 本当は 身の内に獣が棲むのを知っている まわりのモノを喰いちぎってでも生きていく為だけに走り出す獣 戦いが始まればどうしても生きる道へと手がのびてしまう 誰を不幸にしても どんな世界が待っていても
キャラ:桐山零
もう可愛すぎる私のいもうとがっっ 青春なのね
キャラ:川本あかり
ううん行く 行かなきゃダメな気がする…
でないとこの先ずっと何年も大人になってからも後悔しそうな気がする
キャラ:川本ひなた
後悔なんてしないっっ しちゃダメだっ
だって私のした事はぜったいまちがってなんかない!!
キャラ:川本ひなた
後悔なんてしないっっ しちゃダメだっ
だって私のした事はぜったいまちがってなんかない!!
キャラ:川本ひなた
カッコつけんな桐山っっっ!!!
本当に勝ちたいんなら粘れっっっ
攻めるだけじゃなくちゃんと守れっっ
「潔い」のと「投げやり」なのは 似ているけど 違うんだ!!
キャラ:二海堂晴信
2人の伝説はまだ始まったばかりだぜ
キャラ:二海堂晴信
そういう手加減はしないで下さいっ
将棋でまで「弱い人間扱い」されたらもうボクはどこで生きて行ったらいいんですか!?
キャラ:二海堂晴信
兄者 病気の事は桐山には言わないで下さい 強くなるにはライバルが必須です
キャラ:二海堂晴信
大丈夫
むずかしそうに見えるけど 始めるのは意外に簡単なんだよ
もし むずかしく感じたとしたら それはひなちゃんのせいじゃなくて全て教えた人間の責任だから
キャラ:二海堂晴信
「抜けない事があきらか」だからって
オレが「努力しなくていい」って事にはならない
キャラ:島田開
いい対局を見せるのが一番の務め
―――でもこの「場」を用意してくれた人たちの前にきちっと立つのも大事な務めだ
キャラ:島田開
将棋っていうのは正直だ 勉強した分しか上手くならない ――そう ここにあるものは 楽しい子供時代なんて平気でかなぐり捨てた 一人の人間の棋譜だった ――いや違う… 彼は投げ捨てられる程の子供時代なんて はなから 持ってはいなかったのだ…
キャラ:島田開
プロになるのがゴールなんじゃない
なってからの方が気が遠くなる程長いんだ
進めば進む程道はけわしくまわりに人はいなくなる
自分で自分をメンテナンスできる人間しかどのみち先へは進めなくなるんだよ
キャラ:幸田柾近
「たすき」ってのは「期待」だ 何百何千とかけられたそれは 時に身動きさえとれぬ程重いものであったが 火だるまになる恐怖からも重く逃げ出せぬように縛りつけてくれていた
キャラ:柳原朔太郎
精一杯頑張った人間が最後にたどり着く場所が焼野ヶ原なんかであってたまるものか!!
キャラ:柳原朔太郎
主人公
桐山零
川本家
川本あかり 川本ひなた 川本モモ 川本相米二 美咲 川本美加子
島田研究会
島田開 二海堂晴信 重田盛夫
幸田家
幸田柾近 幸田香子 幸田歩 幸田の妻
棋士
タイトルホルダー
宗谷冬司 藤本雷堂 柳原朔太郎
A級以下
隈倉健吾 後藤正宗 辻井武史 土橋健司 櫻井岳人 滑川臨也 横溝億泰 三角龍雪 蜂谷すばる 安井 松永正一 松本一砂 山崎順慶
その他
神宮寺崇徳
私立駒橋高校
林田高志 野口英作 つぐみ
プロになるということは、止まらない列車に飛び乗るようなものだもう二度と降りる事はできない負けて転がり堕ちるまでは頭ではわかっているのに動けないのは何でだ「勝つ理由が無い」とかいいながら負けると苦しいのは何故だ中途半端だ僕は何もかも約束する 僕がついてる 一生かかってでも 僕は 君に恩を返すよ頑張ろう...
≫続きを読む
正義なんてどーでもいいから 逃げて欲しかったれいちゃん ありがと、ちょっとわかって来たから次は大じょぶもう可愛すぎる私のいもうとがっっ 青春なのねね――っっ「達成感」と「めんどくささ」はもれなくセットになってるのがねー
≫続きを読む
いい夜だねぇ…れいちゃん 私こういうのがいいな…こういうのが大好きみたい後悔なんてしないっっ しちゃダメだっだって私のした事はぜったいまちがってなんかない!!ぶつわけないでしょ?そんな事したらあなたの思うつぼだもんううん行く 行かなきゃダメな気がする…でないとこの先ずっと何年も大人になってからも後悔...
≫続きを読む
すげぇ勇気だ!!大人にだってめったに出来ることじゃねぇ!!お前はすごい!!俺の自慢の孫だ!!お前は何ひとつ間違っちゃいねぇ!!友達を助けたんだ!!胸をはれ!!ばーさん…美加子 大丈夫だぞ アイツらは立派にやっているあいつらのことを、一人ぼっちで金屏風の前に立たせる訳には 断じていかねぇんだよ恥なんて...
≫続きを読む
カッコつけんな桐山っっっ!!!本当に勝ちたいんなら粘れっっっ攻めるだけじゃなくちゃんと守れっっ「潔い」のと「投げやり」なのは 似ているけど 違うんだ!!2人の伝説はまだ始まったばかりだぜ受け取れよ!!この手から対局通知という名の挑戦状を!!なぁっっつくかな!?オレの名前つくかな やっぱ「二階堂ワクチ...
≫続きを読む
「抜けない事があきらか」だからってオレが「努力しなくていい」って事にはならないいい対局を見せるのが一番の務め―――でもこの「場」を用意してくれた人たちの前にきちっと立つのも大事な務めだまた今年も一から頑張りますか 恐いながらも通りゃんせ通りゃんせ・・・みぞおちの中で黒い沼が どぶどぶと脈打っているよ...
≫続きを読む
自分で自分を説得しながら進んで行ける人間でなければダメなんだプロになるのがゴールなんじゃないなってからの方が気が遠くなる程長いんだ進めば進む程道はけわしくまわりに人はいなくなる自分で自分をメンテナンスできる人間しかどのみち先へは進めなくなるんだよ
≫続きを読む
今度はあの家なんだ?また可哀そうぶって取り込んだんでしょまためちゃくちゃにするの? ひと(他人)の家に上がり込んで? いやらしいなぁんか心配なのよねぇあなたって こういう時 わざと負けてあげたりしちゃうんじゃないかとか思っちゃって・・・ ・・・ほら あなたって優しいからよかった。傷、残らないですんで...
≫続きを読む
ーーー気づかなかったね...君は僕を信用しすぎだ
≫続きを読む
この「重さ」のおかげで ここまで逃げずに来れたとでも言えるのか・・・「たすき」ってのは「期待」だ 何百何千とかけられたそれは 時に身動きさえとれぬ程重いものであったが 火だるまになる恐怖からも重く逃げ出せぬように縛りつけてくれていた一人ずつ欠けていくことも解ってる 将棋からも人生からも でもな俺は覚...
≫続きを読む
リングに上がりもしねーで野次だけ飛ばすヤツを見ると虫唾が走るんだよ棋士なら他人のアタマの心配よりタイトル戦にも出れずに終わるかもしれない自分の人生の心配でもしてろよ身軽さが信条なのだろ!--ならば迷うな
≫続きを読む
あとな面白い対局だった お前宗谷と普通に意思の疎通はかれててなんか笑った簡単にほどけそうに見えるし ぐちゃぐちゃにこんがらがっているようにも見える ま一言で言えば混沌だなタイトル戦で吹っ飛ばされた人間はみな一度は調子を崩す それはね当たり前「このままじゃダメなんだ」と番勝負の間に徹底的に思い知るから...
≫続きを読む