四月は君の嘘
出版社:講談社 掲載誌:月刊少年マガジン 区分:少年漫画 ジャンル:学園、音楽、青春
作者:新川直司 連載:2011年 -
かつて国内外の数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも呼ばれた神童有馬公生は、自らの言葉により母の死のきっかけを作ったことで、ピアノの音が聞こえなくなるトラウマを患いピアノを弾けなくなってしまう。
それから3年後。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。かをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。しかし、宮園かをりの伴奏者として共演したコンクールで、演奏後にかをりが倒れてしまう。
たくさんの人と、音を共有できた時、たくさんの人に、音が届いた時、心を重ねた時・・・
音楽は言葉を超えるのかもしれない。
キャラ:有馬 公生
知らなかった。音楽がこんなにもカラフルで、匂いがあって、音楽はこんなにも、血が沸るものだったんだ。
キャラ:有馬 公生
ある女の子がね 真剣に 音楽の力を信じてるんだ そりゃもうバカみたいに
だから 僕も信じてみようと思うんだ
キャラ:有馬 公生
たくさんの人と、音を共有できた時、たくさんの人に、音が届いた時、心を重ねた時・・・音楽は言葉を超えるのかもしれない。
キャラ:有馬 公生
プログラム通り中学生の部のトリは三池さんでお願いします。
ただ… ーーー今日の主役の座は僕らがもらいます!
キャラ:有馬 公生
この先は暗い夜道だけかもしれない それでも信じて進むんだ
星がその道を少しでも照らしてくれるのを――
キャラ:宮園 かをり
みんな怖いよ 舞台に上がるのは 失敗するかも 全否定されちゃうかもしれない
それでも歯をくいしばって舞台に上がる 何かに突き動かされて私達は演奏するんだ
キャラ:宮園 かをり
無駄な一日なんかじゃないよ。
このまま時間が止まっちゃえって思うくらい素敵な一日だった ありがとう。
お買い物して夜の学校を探検して男の子に送ってもらう帰り道は
こんなに星がキラキラしてるんだね
キャラ:宮園 かをり
割ったガラスの数は強打者の勲章よ
キャラ:澤部 椿
進め、踏み出せ、私・・・私の時間、動け。
キャラ:澤部 椿
変なの 負けて悔しいのに 落ちこんでるのに 足が痛いのに 目が涙でぐしょぐしょなのに 最悪なのに どうして星がこんなにキラキラしてるんだろう
キャラ:澤部 椿
魅かれるコに好きな人がいるのは当然 恋をしてるからそのコは輝くんだもん。
だから人は・・・理不尽に恋に落ちるんだ。
キャラ:渡 亮太
スーパースターに挫折はつきものさ。逆境でこそそいつが本物かどうかわかる。だってよ、星は夜輝くんだぜ。
キャラ:渡 亮太
恋をしてるからそのコは輝くんだもん。
だから人は・・・理不尽に恋に落ちるんだ。
キャラ:渡 亮太
私は―――あのコみたいなピアノが弾きたい あのコと同じ舞台に立ちたい
そしたら きっと あのコと同じ風景が見れるから
キャラ:井川 絵見
『次こそは 次こそは』って 手を精一杯伸ばして 捕まえたと思ったら 蜃気楼のように遠くにいる
キャラ:相座 武士
親への反抗は・・・自我の確立、自立への兆しよ。
キャラ:瀬戸 紘子
若い才能は、ぶつかり合って、互いを研磨する様に、輝き合う。
キャラ:落合先生
たくさんの人と、音を共有できた時、たくさんの人に、音が届いた時、心を重ねた時・・・音楽は言葉を超えるのかもしれない。知らなかった。音楽がこんなにもカラフルで、匂いがあって、音楽はこんなにも、血が沸るものだったんだ。僕は―――たった1人でいいや 君だけでいいや―――ピアノは嫌いだ。それでもしがみついて...
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音楽に国境や人種や生態は関係ないわ。悲しくてもボロボロでも、どん底にいても、弾かなきゃダメなの。そうやって私達は、生きてゆく人種なの。この先は暗い夜道だけかもしれない それでも信じて進むんだ星がその道を少しでも照らしてくれるのを――弾ける機会と聴いてくれる人がいるなら、私は全力で弾く。聴いてくれた人...
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進め、踏み出せ、私・・・私の時間、動け。輝いてないの 思春期なんだからビカーっと ビカーっ ビカーッといくつもの知らない自分を発見して・・・いくつもの知らない自分と向き合う。それもたぶん、恋をするってことなのかな。どうだ 思い知ったかざまあ見ろ。踏みだしてやったぞ。女の子として意識させてやったぞ私は...
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優しい奴は損するって決まってんだ魅かれるコに好きな人がいるのは当然 恋をしてるからそのコは輝くんだもん。だから人は・・・理不尽に恋に落ちるんだ。スーパースターに挫折はつきものさ。逆境でこそそいつが本物かどうかわかる。だってよ、星は夜輝くんだぜ。無理かどうかは 女の子が教えてくれるさわかってるよ わか...
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響け 響け 私のピアノ 響け 響け今・・・言葉は蛇足だ。想いは全部、ピアノに込めたんだから。指が鍵に触れるまでの一瞬の静寂 ためらいや とまどいと決別する時間そいつの指が鍵に触れたその瞬間 私の未来は決まった私は―――あのコみたいなピアノが弾きたい あのコと同じ舞台に立ちたいそしたら きっと あのコ...
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『次こそは 次こそは』って 手を精一杯伸ばして 捕まえたと思ったら 蜃気楼のように遠くにいる俺の目標は 海外でも ショパンコンクールでもありません 俺の目標は有馬公生です あいつの出るコンクールです俺はお前に追いついたか? それとも遠ざかったか? また蜃気楼のように追いかけさせてくれるのか? 俺の憧...
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ピアノはあなたなのよ 優しく触れれば笑ってくれる 強く叩けば怒り出す 赤ちゃんの頭を撫でるように さぁ もう一度
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親への反抗は・・・自我の確立、自立への兆しよ。公正、あんたはもっと、衝動に身を委ねるべきだわ。ピアノは奏者の全てを引きずり出すわよ怖いのは、あんたが一生懸命練習したから。身も心もピアノに傾けたから、だからさらけだすのが怖いのよ。ピアノが歌ってたじゃん 『君が好きです』って――支え合うのは味方だけじゃ...
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私は、みんなみたいにプロになる憧れも、音楽に全てを捧げる、覚悟もないけど、聴いてくれる人達がいる。聴かせたい人達がいる。大好きな人達がいる。だから、ここにいたい。それではいけないの?弾く理由なんて、今はそれだけでいいじゃん。迷うな 悩むな 加速しろ!行動あるのみ 立ち止まるな!迷うなんて柄じゃないよ...
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若い才能は、ぶつかり合って、互いを研磨する様に、輝き合う。囁くように 甘えるように 時に激しく 優しく 悲しげにーーーショパンのバラードが奏でられてゆく まるで心の変遷を聴いているようふん チャラ男おかかえの小僧がーーー 色気漂わせてんじゃないわよ
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