機動戦士ガンダム名言 ギレン・ザビの演説

【機動戦士ガンダム】ギレン・ザビ演説

   

ギレン・ザビ (Gihren Zabi)

 

漫画:ガンダムシリーズ機動戦士ガンダム 出版社:角川書店 掲載誌:月刊ガンダムエース 区分:少年漫画 ジャンル:SF
原作:富野喜幸 TVシリーズ:1979年- 連載:1979年-

 

ガンダムシリーズ【機動戦士ガンダム】
ジオン公国の総帥にして階級は大将。デギンの長男。少年時代から政治活動に参加し、デギンの隠退後は、ジオン公国の実質的最高指導者(総帥)となっていた。ガンダムの世界において彼の唱えた政治思想や世界観は巨大な影響力を持ち、次世代にまで波及していった。

我々は、一人の英雄を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!
地球連邦に比べ、我がジオンの国力は30分の1以下である。にもかかわらず今日まで戦い抜いて来れれたのは何故か。諸君!我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ。
これは諸君らが一番知っている。我々は地球を追われ、宇宙移民者にさせられた。そして、一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年。宇宙に住む我々が自由を要求して、何度踏みにじられたか。ジオン公国の掲げる人類ひとりひとりの自由のための戦いを、神が見捨てるはずはない。
私の弟、諸君が愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。何故だ!?新しい時代の覇権を、我ら選ばれた国民が得るは歴史の必然である。ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ。我々は過酷な宇宙空間を生活の場としながらも共に苦悩し、練磨して今日の文化を築き上げてきた。
かつてジオン・ダイクンは、人類の革新は宇宙の民たる我々から始まると言った。しかしながら地球のモグラ共は、自分たちが人類の支配権を有すると増長し、我々に抗戦する。諸君の父も、子も、その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!それをガルマは、死をもって我々に示してくれた!我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて、初めて真の勝利を得ることができる。この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。
国民よ!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!我らジオン国国民こそ、選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ。優良種である我らこそ人類を救い得るのである。ジーク・ジオン!

我が、忠勇なるジオン軍兵士たちよ。今や、地球連邦軍艦隊の半数が、我がソーラ・レイによって宇宙に消えた。この輝きこそ、我らジオンの正義の証しである。決定的打撃を受けた地球連邦軍に、いかほどの戦力が残っていようと、それは既に、形骸である。
あえて言おう、カスであると!
それら軟弱の集団が、このア・バオア・クーを抜くことは出来ないと、私は断言する。人類は、我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。これ以上戦いを続けては、人類そのものの存亡に関わるのだ。地球連邦の無能なる者どもに思い知らせ、明日の未来のために、我らジオン国国民は、立たねばならんのである!
ジーク・ジオン!

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